さかなになりたい真魚

まずはテーマ

コールセンター物語 オペレーターは超能力者ではごさいません編

真魚

「お電話ありがとうございます」

お客様(おばあちゃん)
「もしもしーーー、荷物2つ取りに来てー」
「〇町のwなのでー、荷物できてるからー」


「はいー、お客様のお電話を・・・・」

お客様
「出来てるからーお願いしますー」


「あ、あの住所は・・・・」

お客様
「できてますー、お願いしますー」


「すみませんー、こちら埼玉のコールセンターなので、お客様の住所を教えてくださいー」

お客様
「できてますー、お願いしますーー」

ぶち。


えええええええ、何処にいけと。

実はナンバーディスプレイに電話番号は表示されます。
本当はお客様から電話番号を聞けないと表示されても電話しないのですが上司の了承を得て電話。


「猫運輸の藤〇です、先ほど・・・・」

お客様
「はい、さっき頼みましたよー」


「〇〇様の住所がわかりませんと荷物を預かりにいけません、詳しい住所を・・・・」

お客様
「はいはい、荷物できてますー、お願いしますー」


「はい、ですが〇〇様の住所をお聞かせ願えないと伺えないので」
真「大阪府のどちらですか?」

市外局番から予想を付ける。

お客様

「はーーぁ、耳が遠くてねーーー、ボーーーーとしか聞こえないのよーーー、荷物お願いしますー」

真魚の声も大きくなるw
「あの、〇〇様の住所がわからないと伺えないので、大阪府大阪市ですか?」

お客様

「はいーー、荷物は青森と京都行きですー」

真「はい、青森と京都ですね、で、〇〇様の住所を教えて頂かないと伺えないので、おおさかですか?」

お客様

「はいー、できてますからー」


ぶち。

結局、ドコへ連絡していいのやら。

切りぎわに、お客様のつぶやき「なーに言ってるんだか」に止めを刺される。


おばーーーちゃんーーーーー、お願いーー住所を教えてーーーーー

コールセンター物語 クレーム ○すぞ編

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「お電話ありがとうございます、再配達受付・・・・」
「まだお前かぁ」

いえ、その声は初めてですわ。

「お前の声うるさい、小さい声でしゃべれ」

「どのような事でしょうか」

「荷物が来ないんだよ、時間過ぎてるのによー」
「申し訳ございません」
「不在票も入ってない」

「配達を急ぐように伝えます」

「んあぁ?ごらぁ、すぐに持ってこれんのかぁ」
ああ、見事な巻き舌。

「お客様の担当に連絡いたしますので、電話番号、お名前、住所をお聞かせ願えますか?」

「教えねーよー、で、なんで来なかったんだよ、どうせめんどくさくて不在票入れてないんだろ」

「そういった経緯もコールセンターではわかりかねますので担当者から折り返しお電話いたします」

「ざけんな、くそばばぁ、殺すぞ」

いただきました、「ころすぞ」

「では、どのようにいたしましょうか?」
「はぁ、ざけんな」

「私に出来ることはお客様の電話、お名前、住所をお聞きして担当者に連絡することですが」

「お前なんかに教えない、直接担当者に回せ」「どうせ、連絡なんかこないだろう」

「しかし、コールセンターでは荷物状況がいっさいわかりませんので、教えていただけませんか?」


「おめーーーの頭、ノコギリでギコギコ切って脳みそを身内に食べさせたろかぁ」

きゃーーーー、新年そうそう、すごいのきたw

笑いをこらえ、
「お、お客様、あの ぷっ・・・・」

ぶち。
切れた。

笑いも入った上級クレームw

コールセンター物語 年の瀬編


12月30日です。(2014年の話)

オペレーターという仕事を初めて3ヶ月。
「恐怖」と言われる冬の繁忙期。

甘く見てました、母の日、お中元、目じゃないw

お歳暮の問い合わせ、荷物とどかないー、住所まちがえたー、うちの荷物じゃないけど食っちゃったー。

クリスマスは序の口で

プレゼントが届かないー、時間より早く届いて本人がうけとっちゃたわよー、ケーキがパーティ終わってから届いたー。

それも一息ついたと思ったら

おせち攻撃

「今日配達予定の、あせちがまだこないのよ」
「時間指定?してない」

してないのに「まだ」とは。
しかも、お昼すぎ。
そりゃぁ夜になってもこないなら「まだ」でもいいが・・・・。

「荷物がこねーよー、はぁ?伝票番号?しらねーよー、発送元?しらねーよ、しつこいなぁー。」
な電話を受けた後、隣をみたらヘッドセットを投げつけるオペレーター、その隣はエアーで机を叩く振りをしながら対応するオペレーター。

 

「おせちがカタログの写真と違いすぎる!」

よいお年を。

コールセンター物語 クリスマス編

出社してまず目についたのがクリスマスバージョンの上司たち。

サンタの帽子あり、三角帽子あり、トナカイあり。

「はい、これつけて」
とトナカイカチューシャ渡されるw

頭に角はやして
「たいへん申し訳ございません」
と謝る真魚

隣を見ると同年代のおっさんオペレーターが誤り過ぎて片方の角、折れてるしw

はーい、クリスマスですハピハピ。


某通販で「お急ぎ便」というのがあります。
午前中発送してその日の18時以降にお届けです。

そうです、どんなに急いでも18時以降です。

どう考えても荷物は時空を超えません。
ネコサンタが猛ダッシュしても最終便に入荷です。

「すみません、配達を待てないのでセンターに取りに行きます」
「え・・・・18時以降ですか・・・・」
「センターで待っていても無理ですか?」

これはクレームではなく「お願い」


「はぁ?当日つくんだろ?」
「なんで18時以降なんだよ」

てか
クリスマスプレゼントを当日頼むなよ。
密林まで取りにいけよ。

なんていいませんが、ええ、思ってもw


しかし!!
本当の恐怖は他にいた!!

その名も「クリスマスケーキ」

「あのさぁ午前中指定のケーキが、さっき(20時)に届いたんだけど。」
「クリスマスケーキがこんな時間に配達って、おかしいでしょう」
「ずーーーーと待っていたのよ」

大変申し訳ございません、午前中指定が夜に配達は私も怒ります。
お子様も楽しみに待っていたのでしょう。申し訳ない。

ただ・・・・
なぜ、午後一番で問い合わせ頂けなかったのかなぁぁ。

まぁ、悪いのはこちらです。


その2

「クリスマスケーキね、時間の指定はしてなかったんだけど」
「ふつう、配慮するよねー」
「20時に届いてもパーティー終わってるし」

すみません、でも、ぜひ時間指定をしてくださいー。
膨大な荷物全部の配慮は難しい・・・・かと。

「センターの上司が来て土下座しろ!!」

はい、土下座いただきましたー。

もちろん「はい」は言いません。

「お客様、取り急ぎ担当センターの者が折り返し連絡しますので・・・・」


しかし、かなり冷静な声での「土下座しろ」は怖いわw
そんなクリスマスイブ。

 

コールセンター物語 ガキの使いじゃないんだ!編

本日、いきなりのクレーム。

「子供に荷物をセンターに持っていかせたんだけど、書類と実印が入っていてダメだと返されたー」「実印登録前だからー」「何度も炎天下に子供を往復させてー」

「登録前とはいえ替えのきかない物はお受けできないので」

「それならそうと説明しろよー。いきなり突き返されてー」

ごもっともです。

 




お客様「ガキの使いじゃないんだ! 」


オペレーター「あの、お子様が荷物だしに来られたんですよね?」

 

一瞬の沈黙。

 

お客様「ま、まあ」 

 

す、すみません!あとは担当センター様に まかせします!

コールセンター物語 はじまる

A「声聞いててさキュンってなることあるよね」

B「えー、そう?」

A「ない? 」

C「あ、わかるーー、私声フェチだからw」


A,B,C「だけど現実と違うのは、この仕事してたらすごーーーーーくわかるよねぇ」

 

納得。

 

これは一昔前に働いていたコールセンターでのお話。

約10年ほど前の話なのでフェイクも入りますが「ふふっ」となってください。

知った風に

あなたの気持ち、わかるよ。

私も同じ事があったから、わかるよ。

 

わかるんかい。

 

 

私はあなたが何に悩んで苦しんでいるのかは

わかりません。

 

あなたの想いを言葉にしてください。

 

私も言葉にしないのに「きみの気持ちはわかる」と言われても信用できません。

 

 

 

言葉にもせず

何んの気配もなく

助けてもなく

 

いってしまったのなら

 

残された私たちは泣くしかないでしょう。

 

ただ。

残された者の助けられなかったという自分を責める想いが

いつの間にか悲劇の主人公になり

可哀想となり病む理由になる。

 

あなたが選んだ事。

残された者は受け入れるしかないでしょう。

たとえ、あなたのうっかりでも実行したのは

あなた。

 

それだけ。

 

これも、私が知った風に言ってること。